ABOUT

Our Story

私たちの団体は、2018~19年にフルブライト奨学金ジャーナリストプログラムで渡米した3人の日本人ジャーナリストがつながったことが始まりです。それぞれの研究内容は異なりますが、互いの研究に興味がわき、知識の共有やコラボレーションによってより発展的な仕事ができるのではないかと考えました。

ジャーナリズムは世界的にも危機にあると言われていますが、日米のメディアを比較すると、残念ながら連帯と協力においては、米国から学べることがあるように感じます。

「共通の課題に直面しているのだから、国や組織といったBORDERを超え、知識と資源を結集し、協力してみてはどうか?」――。全国のジャーナリストのネットワークは、そんな考えから生まれたアイデアです。私たちは2022年5月、在日米国大使館のフルブライト卒業生助成金を得て、正式にプロジェクトを立ち上げました。

Member

石山 絵歩

RBBJ創設者、Executive Director/毎日新聞アジア総局(バンコク)特派員

2018~19年にフルブライト奨学金で南カリフォルニア大客員研究員として移民の家事労働者について研究。専門は外国人労働者、女性の働き方。特派員としては、インド太平洋地域の民主主義やジャーナリズムのあり方のほかに、人身売買や移民労働者に関する取材を続ける。

大矢 英代

RBBJ創設者、Program Manager/ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督、米シラキュース大学公共コミュニケーションズ学部助教授

琉球朝日放送記者を経て、2018年フルブライト奨学金ジャーナリストプログラムで渡米。以降、米国を拠点に活動する。代表作にドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』(三上智恵との共同監督/文化庁映画賞優秀賞、第92回キネマ旬報ベストテン文化部門1位)、『テロリストは僕だった~沖縄・基地建設反対に立ち上がった元米兵たち』(テレビ朝日プログレス賞最優秀賞)。著書『沖縄「戦争マラリア」―強制疎開死3600人の真相に迫る』(あけび書房)で山本美香記念国際ジャーナリスト賞奨励賞。

齋藤 恭之

RBBJ創設者、Administrative Manager/朝日新聞世論調査部記者

18年以上にわたり、世論調査の実施、分析をする専門家。2018年~19年に米国最大の独立した調査組織であるシカゴ大学のNORCにフルブライト客員研究員として所属。米国の選挙前世論調査と調査方法論を研究した。埼玉大では、講師としてデータ解析などを教える。

高口 朝子

Communication & Dissemination Manager/大手報道機関所属

経済分野を中心に20年超、記者の経験を重ねる。「人」に焦点を当てた記事や、イノベーションや起業、医療、ジェンダー、差別、偏見、社会的弱者などのテーマに関心がある。2021~22年にフルブライト大学院プログラム奨学生として、アメリカNY州Syracuse大学のNewhouse School大学院に留学、修士号取得(New Media Management)。2009年にはアメリカEast West Centerのジャーナリスト向け研修Jefferson Fellowshipにアメリカやアジア、オーストラリアの記者とともに参加。アメリカや北欧、アジアなど海外での取材経験も多数。立教大学、アイスランド大学で講師も務めた。国籍、人種、年齢が様々に入り乱れる環境にいたい。紙のメディアの良さとデジタルなど新技術を合わせ、より多くの人とつながるメディアを作りたい。

Profile

団体名
リポーターズ・ビヨンド・ボーダーズ・ジャパン
代表
石山 絵歩
問い合わせ先
info@rbbj.org
活動内容
講演、ジャーナリスト向け英語講座の開催